HOME(イベント)<<鉄砲≪鉄炮組百人隊

この日、新宿区百人町では鉄砲組百人隊行列が出ているのだという。
この鉄砲隊は、江戸城の大手門、寛永寺や増上寺の山門など、将軍の警備を任とした幕府の精鋭部隊である。
大久保界隈は、その鉄砲足軽の組屋敷があった場所で、百人町という地名の由来となっている。
朝に皆中稲荷神社を出発した鉄砲隊は、大久保エリア各所で試射を繰り返しながら進軍、午後からのメイン会場となる西戸山公園野球場を目指しているという。
1時を少し回った頃、その行列がグラウンドへと姿を現した。



甲冑に旗指物を背負った武者たちが眼前を通過していく。



意外に長い行列。主役となる鉄砲同心の他にも鎧兜の武将が行列に華やかさを加えている。
新宿区の無形民族文化財に指定されたイベントらしのだが、力の入れようは半端ではない。



グラウンドを半周し射撃ポジションへと進む鉄砲隊。フェンスの周囲も見物客がびっしりと取り囲んでいる。
これから、本日のメインイベントだという合戦演武が始まる。



鉄砲隊の歴史や来賓の挨拶などが終わると、いよいよお待ちかね火縄銃の出番だ。
太鼓が打ち鳴らされる中、部隊は、左右、中央の3隊に分かれ、それぞれの隊が射撃を繰り返す。
まずは、左翼一番隊が銃のスタンバイ。
左端の甲冑姿が、指揮与力で放ての号令と共に刀を振り下ろす。



立ち膝姿勢からの一斉射撃直後。白煙に部隊が包まれる。
結構見やすい位置にいるのだが、3倍ズームのデジカメでは厳しい。



中央の2番隊による腰だめからの射撃。迫力の射撃音が観客を魅了する。



右翼の3番隊による立ち姿勢の射撃。左から一人ずつ撃っていく。



友情出陣だという相馬中村藩古式砲術による演武。



相馬中村藩で用いられたという關流砲術は大筒など大口径の射撃を得意とした流派であるという。
一際高い轟音が響く大筒の威力は推して知るべし。




演武が終了し、勝ち鬨をあげる鉄砲隊のメンバー。
このイベントは隔年で行われるらしいので、次は2年後だ。
このあと、鉄砲隊は出発地点の皆中稲荷神社へと戻るらしい。




人の流れについて新大久保駅前まで来た。
皆中稲荷神社は、すぐ近くにあった。
ギャンブルの神様として知られるこの神社と、鉄炮組には深いゆかりがあり、 今回のイベントは鉄炮組百人隊が奉納した出陣式を再現するものであるという。
また、“みなあたる”のご利益については、 鉄砲与力の夢に神様が出てきて百発百中の技を授けたみたいな伝説によるものらしい。



皆中稲荷神社は、思った以上に小さな神社だった。
なんとか数軒の屋台が出ている境内には、お祭りの雰囲気があるようなないような・・・
ただ、狭い境内は、鉄砲隊の帰陣を待ち受ける人でごった返している。



帰ってきた鉄砲隊による射撃。
最後は、この一発だけで、とくに儀式などもなく、あっさり終了。



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