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Today's Lineup
堀切駅→ 多聞寺(毘沙門天)向島百花園(福禄寿)白鬚神社(寿老神)長命寺(弁財天)弘福寺(布袋尊)
三囲神社(恵比寿神・大國神)
→ 浅草駅

正月の定番イベント、七福神めぐりには、江戸からの古い歴史を持つものも少なくない。
隅田川の七福神めぐりも、そんな江戸由来の伝統行事だ。
その始まりは、寺島村に梅屋敷(向島百花園)が開かれた江戸後期、庭園のオーナーで骨董商の佐原鞠塢が所有しいた福禄寿が元になっているという。
今回は、江戸の町民も回ったであろうこのコースを歩いてみる。


荒川放水路の土手沿いにある東武線 堀切駅からスタート。
今回は、ほぼ一直線に拠点が並んでいるのだが、まずは、墨田区墨田にある多聞寺へと向かう。

堀切駅

向島中心のコースにあっては、ちょっと離れている多聞寺に到着。
一帯は、江戸における墨田村で、大川(隅田川)に沿って向島の寺島村と千住の間に位置している。
多聞寺は、創建不明ながら天正より当地にあるという古社で、本尊として毘沙門天が祀られている。
(右)山門は江戸中期のものであるという。

多聞寺 多聞寺

(右)妖怪狸伝説もあるらしい。

多聞寺 多聞寺

やや、孤立している感もある多聞寺から、しばらく歩き、東向島の向島百花園まで来た。
唯一寺社ではない場所であるが、意外にも、ここが隅田川七福神のルーツであるという。
百花園には、庭を開いた佐原鞠塢の文人仲間が訪れたといい、彼らにより企画されたのが、この七福神めぐりであるらしい。
(右)冬の定番甘酒。

向島百花園 向島百花園

園内の一画にあるお堂で福禄寿が公開されている。

向島百花園 向島百花園

さすがに冬は殺風景な園内。

向島百花園 向島百花園 向島百花園

向島百花園から次の目的地である白鬚神社は歩いてすぐ。
この東向島界隈は、江戸時代には寺島村であったといい、その鎮守が白鬚神社だ。
創建は、平安時代の天暦5年と伝わる古社で猿田彦大神を祀っている。
隅田川七福神の選定に際し寿老人だけが見つからず、“白鬚”という社名から老人=寿老人という事にされたのだという。

白鬚神社 白鬚神社

(左)今年の干支、羊の絵馬。
(右)次は、向島の長命寺に向かう。

白鬚神社 白鬚神社

(左)向島の鳩の街通り商店街は、東向島1丁目と向島5丁目の境にある商店街だ。
この先は、江戸時代に須崎村と呼ばれた向島の4丁目、5丁目に入っていく。
(右)商店街から見えるスカイツリー。

向島の鳩の街通り商店街 向島の鳩の街通り商店街

コースも終盤、この後の3箇所は、いづれもこの見番通り沿いの近い場所にある。
まずは、長命水の伝説や桜餅で知られる向島五丁目の長命寺に到着。
(右)長命寺の創建は不明らしく、本尊には阿弥陀如来が祀られている。

長命寺 長命寺

(左)弁財天の碑。弁財天も本堂に祀られている。

長命寺 長命寺

境内を裏手に抜けると名物「長命寺桜もち」の店がある。

長命寺の桜餅 長命寺の桜餅

長命寺のすぐ隣には、布袋尊の弘福寺がある。
創建は江戸前期の延宝6年、本尊には釈迦如来を祀っている。
特徴的な外観の山門であるが、黄檗宗という宗派は中華風を旨としており、布袋尊も唐時代の僧であったことから、ここに祀られているのだとういう。
また、鳥取藩池田家、津和野藩亀井家といった大名家ゆかりの寺院でもあり、当時のステータスの高さも伺える。
(右)山門をくぐると本堂は改修工事中だった。

弘福寺 弘福寺

(左)金ピカの布袋尊。
(右)一帯は、向島の料亭街だ。

弘福寺 弘福寺

いよいよ次が、今回の七福神めぐり最後の場所となる。
弘福寺のある向島5丁目から道沿いを2丁目へと歩くと、そこは江戸の小梅村。
その小梅村の鎮守 三囲神社は、創建は不明ながら、文和年間(南北朝)のことと伝わる3度回って消える白狐伝説に由来する古社だ。
(右)本殿に祀られているのは倉稲魂命であるという。

三囲神社 三囲神社

三囲神社は、三井家の守護神としても知られ越後屋や三越にゆかりの場所でもある。
(左)狛犬のように鎮座する三越のライオン。
(右)ここでは、越後屋に祀られていたという恵比寿神・大國神に参拝する。

三囲神社 三囲神社

最後の三囲神社には、2神が祀られていたため、以上6箇所を回り隅田川七福神めぐりは終了。
(右)向島1丁目の隅田公園にある牛嶋神社にもお参り。元々は、長命寺・弘福寺と隣接する場所にあったという。

隅田川七福神 牛嶋神社

帰路は、吾妻橋を渡り東武浅草駅へと向かう。

吾妻橋 浅草駅